事例・実績

自分たちの手で多様な人がもっと働きやすい環境を創っていく

作成者: JobRainbow|Jul 31, 2022 7:02:00 AM

株式会社AIサポート

JobRainbowを利用する前の採用における課題を教えて下さい。

弊社のこれまでの採用における課題は、応募者の数を増やしていかに採用につなげていくかということでした。

コールセンター事業が会社の中心ですが、業界全体として人手不足が言われています。また、応募後に面接の予定が決まっていても、ご来社いただけないこともあったり、候補者の方ときちんと面接に至るまでの過程で苦戦がありました。

JobRainbowを利用する前は、応募の数を増やすために、利用している求人サービスの原稿内容が魅力的に見えるようにブラッシュアップをしたり、応募から対応までの時間を短くしてスムーズに選考が進むように対応を行っていました。

弊社ではIT製品などのテクニカル系のコールセンター業務があるので、そういった知識を習得することで就職活動に有利になる、という点を弊社で働くことの魅力として押し出していました。

それらの取り組みには効果がありましたが、それでも人材不足の本質的な課題解決には足りなかったというところで、新しい切り口で求職者の方にアプローチが出来ればと考えていました。

JobRainbowに掲載を始めたきっかけは何ですか

前々から人材の多様性に対する意識が、社長や事業部長を中心とする会社のトップにありました。弊社には多言語コールセンターもあるので、社員の国籍も日本人に限らないところもあり、会社のメンバーにとっても多様性を考えることは自然なことでした。

そういった中で、「自分たちの手で多様な人がもっと働きやすい環境を創っていこう」という話が上がるようになり、ある日から会社ホームページに、LGBTへの取り組みに関する内容が掲載されるようになったりしていました。

その後、採用戦略としてもLGBTという切り口での広報をしていけば、人材不足という課題はもちろん、弊社が目指す「多様な人が働きやすい環境」の実現にもっと近づくのではないか、ということになり、LGBTに特化した求人サービスとして歴史や実績があるJobRainbowに掲載をすることに決めました。

LGBTの方の中には、身なりで苦労をされている方もいらっしゃいますが、コールセンター業務は電話口での対応なので、外見があまり関係なく、相性の良さもあると感じています。前述の通り、元々多様性に対する意識が社内にあったので、LGBTの方が働きやすい土壌がある程度できていたことも、利用を進めやすかった理由の1つだと思います。

 

JobRainbowを実際に利用してどのような点が良かったですか

JobRainbowを通じて、LGBT当事者の方とのご縁が生まれるようになり、人材不足の業界であっても、多様性を意識した組織づくりができるようになってきたことが良いと感じます。

利用を始めたことによって、会議でも自然とダイバーシティに関する話につながっていますまた、実際に複数名の入社が決まり、既に入社されている方も会社に馴染んで働かれています。当事者の方が入社されることで、社内のダイバーシティに対する意識も、更に高まってきた部分があると感じます。

JobRainbow経由で応募をしてくる候補者は、真面目で落ち着いている方が多いと感じます。選考途中の連絡もスムーズに取れますし、落ち着いて人とコミュケーションが出来ることは、コールセンター業務においては評価点になります。

結果的に、他の採用媒体と比較しても、費用対効果が高いので、そういった点でも評価できると思います。

また、JobRainbowでは候補者とのやりとりのインターフェースがチャット形式なので、候補者が畏まり過ぎる必要がなく、レスポンスがもらいやすくなっています。双方にとってコミュニケーションが取りやすく、サービス全体もシンプルで使いやすいと思います。

JobRainbowを利用する上で気にされていたことはありますか。

利用を始めた直後は、候補者の方とのコミュニケーションの取り方について少し心配していました。

面接をする際には、セクシュアリティに関する内容について、どこまでのお話をして良いのか、どのように話を切り出したら失礼が無いかなど、いくつか気にしている点がありました。

実際にお会いしてみると、そもそもLGBTという言葉で一括りにしないで欲しいという方や、セクシュアリティのことは特に考慮せず普通に仕事探しをされている方など、考え方や状況も皆さんそれぞれ多様ということが分かりました。

JobRainbow経由で応募されている方に対しては、「今回JobRainbowからご応募いただいていますが、何かご要望などはありますか」と面接の際にお聞きするようにしていますが、弊社に応募される方の場合は「特に大丈夫」という方も多いです。これは少し意外なことでした。

結果的には、細かい配慮はしつつも、特に大きく気を使いすぎる必要は無い、ということも分かり、通常同様に面接を進められています。

 

JobRainbow経由で入社された方は今どのように働かれていますか

すでに2名の方が入社して稼働を開始しており、今では前から在籍していたかのように溶け込んで勤務されています。2名とも特にカミングアウトは望まれていません。入社された1名はトランスジェンダーの方で、初日では周囲からの目線が気になっているようなこともありましたが、そういったことも仕事を始めるとすぐに無くなっていきました。

社内としても、今後も円滑に問題なく働いていただける環境が出来ていると思います。

今後ダイバーシティに対してどう取り組んでいきたいですか

人口の8.9%がLGBTの方だと言われており、それは血液型がAB型の人と同じぐらいの割合です。それくらい自分の身の回りにいるという認識が、アルバイトの方を含めた全社としてまだ浸透しきっていないところがあるので、社内全体に理解を広げていきたいと思います。そのための取り組みの1つとして、LGBTアライのステッカーを作成して社内で配布していたりもします。今後は、多様な人がいるということを当たり前に受容する風土を社内にもっと創っていきたいです。

そのためには、全社員を対象にLGBT研修を受講するようにしたいですし、会社の責任者クラス全員を起点にして、社内全体に理解の輪を広げていきたいと思います。

また、弊社は企業様に対する人材派遣も行っておりますが、派遣先の企業様は弊社とダイバーシティに対する考え方がまた異なります。LGBT当事者の社員であっても安心して働ける派遣先を今後増やしていきたいと思っています。

 

▼LGBT転職・就活サイト「JobRainbow」で求人や企業情報を見てみる!